この赤報隊の中に地元出身者が参加していることは前述したが、他にはどの位の人数が入隊したか。その前に全隊員の出身地をみると、信濃が圧倒的で、次いで美濃・武蔵・江戸・近江が二〇名以上と多く、以下少数であるが全国から参加している。美濃からは、「岐阜県史」によると二九名、出身地別にみると不破郡出身者約一五名でその半数を占め、続いて約一〇名が旧恵那郡と続いて多い。旧恵那郡でも大多数は苗木・中津川で、大井から二名となっていることが注目される。
その参加者と活動等についてみるとⅨ-7表のとおりである。
Ⅸ-7 赤報隊と地元出身者一覧