四代 和泉守友春

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[延宝三年(一六七五)―正徳二年(一七一二)] 幼名を五郎八といい、一五歳で父の遺領を継ぐ。天和元年(一六八一)六月一五日幕府巡見使領内通行、田瀬村にて昼食。延宝八年志摩国鳥羽城請取役、同一五年美濃国恵那郡岩村城請取役などの大役があり、この前後一二回にわたって呉服橋、日比谷、幸橋、半蔵門、鍛冶橋など各門番および駿河加番を勤役した。正徳二年隠居して剃髪、友山と号したが、同四年三月二日享年五四歳、苗木で歿した。法号「大安寺殿前泉州大守泰華友山居士」。

4代 和泉守友春 遠山家蔵