五代 伊豫守友由(よし)

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[正徳二年(一七一二)―享保七年(一七二二)] 四代友春の嫡子、幼名を勝千代のち宮内、友章という。一九歳で父友春隠居のあとを継ぎ、正徳二年はじめて苗木へ帰城した。享保元年「有章院殿[徳川家継院号]ニ差合」のため友由と改名。日比谷門番・大坂加番・幸橋門番を勤役した。享保六年四月参府、同年八月殿中にて急病に罹り、同七年四月二一日江戸で歿した。享年二九歳。法号「大林寺殿前予州大守涼厳宗蔭居士」。

5代 伊予守友由 遠山家蔵