二代 徳川光友  幼名蔵人 出雲 五郎八 初名光義

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 寛永二年七月二九日義直の長子として名古屋に生まれる。同一〇年一二月二九日元服、将軍家光の一字を授けられ光義と改める。慶安三年六月二八日封を継ぐ。寛文五年林政改革を行い木曽の山林を藩の直轄下に置き、上松に木曽材木奉行を置く。寛文年中木曽久々利九人衆名古屋居住を命ずる。
 寛文一二年一一月朔日光友に改むる。元禄三年五月四日権大納言に任ぜられ、同一一日に従二位に叙せられる。元禄六年四月二五日隠居を願致仕す。治世四三年におよぶ。同一三年一〇月一六日名古屋大曽根下屋敷に没す。享年七六歳。法号瑞竜院殿。建中寺に葬る。