山村氏の江戸屋敷

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元和四年(一六一八)江戸金杉にて金森屋敷向かいに屋敷地(二四二三坪)を拝領した。その位置は明暦三年(一六五七)正月刊日本橋太郎右衛門版・江戸新添絵図にみえる(次頁絵図参照)。寛文七年金杉の屋敷地が新堀になったので同年一〇月二七日に芝増上寺の南、将監橋を渡った所に替地(二三八三坪)を仰せ付けられ、同年一一月三日地割奉行から引渡をうけた。この場所は、安政四年改正の江戸切絵図尾張屋清七版にみえる。南隣は千村平右衛門、苗木藩主遠山美濃守の屋敷と境している。

山村氏江戸屋敷
(江戸新添絵図明暦3年刊)


寛文7年屋敷地替後の山村江戸屋敷
(安政4年尾張屋敷七版)


山村甚兵衛名古屋屋敷
(尾府名古屋絵図)