三代 山村良安  七郎右衛門

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 文禄元年下総国阿知戸で出生。慶長一三年家督を継ぐ。同一四年父良勝と共に参府、将軍秀忠に御目見し、継目の御礼を言上する。
 同一六年木曽谷中惣村に三九か条の定書を出す。元和元年大坂夏の陣に父良勝に従って出陣、尾張藩主義直に属し、天王寺口の守備をする。同年名古屋城東門外東片端通に屋敷地三四七七坪を拝領する。
 元和四年七月二四日江戸に没す。享年二七歳。法号常安院殿奇山宗恭大居士。江戸白金西照寺に葬る。後年西照寺火災にあい墓所不明となり、仮石碑・位牌は興禅寺に安置された。