六代、山村良景  三九郎 下記 甚兵衛

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 天和三年四月二七日良忠の二男として出生。宝永二年父良忠と同伴参府し将軍綱吉に御目見。宝永三年二月九日家督を継ぐ。同四年継目の御礼に参府、将軍綱吉に御目見。太刀・銀馬代・毛氈五枚並びに良忠遺物片山の刀を献上、家宣に太刀・銀馬代並びに良忠遺物三原の刀を献上し、将軍より時服二・羽織一を拝領した。
 同年八月木曽考の編述稿を終えた。
 同五年檜、椹・明檜・槇の四本が停止木になった。
 同七年七月一三日没す。享年二八歳。法号凝翠院殿紫雲宗嶂大居士。興禅寺に葬る。