山村氏の知行所支配

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山村氏は関が原戦後木曽代官に任命されて幕臣となり、元和元年木曽が尾張藩領編入後は知行地はそのままで尾張藩の付傭となった。知行地は美濃国可児・土岐・恵那郡であったから、自身の知行地の支配には、各村に村代官、大きい村には村分代官を置き、可児郡久々利役所、中津川村に中津川代官所を設けた。役所の業務は年貢の収納が第一であったが、川除普請の見分・秋の検見・春の宗門改などであった。