目次
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第四章 近世
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第四節 検地と貢租
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三 課役
村役
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村役は村民全戸が負担するものであるから、これを鍵役と呼んでいる。その意味はどの家にも「いろり」があり、自在鍵が一つかかっているから世帯のことを意味し鍵役という。村役は村自体の経営上必要な諸施設・川除・道普請などの労役を勤める土木普請役やその他の雑役、村に奉仕するくんじ役などがある。これらは村民相互間の申合せによる義務である。