寛文四年の木曽山巡見

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寛文四年六月、藩は大目付佐藤半太夫らを木曽山に派遣した。巡見奉行一行は全山にわたって綿密に林業査察を行ない、また村々も調査し、木曽川運材の路線もくまなく巡検して、木曽惣山絵図と木型を作り帰藩した。巡見奉行一行は次のとおりである。
 大目付    佐藤半太夫
 御金奉行   天野孫作
 御勘定奉行  天野四郎兵衛
 御材木奉行  都築弥兵衛
 五十人御目付 松本加兵衛
 同      真鍋茂太夫
 御手代衆   蜂須賀清太夫
 同      蜂須賀安左衛門
 同      安井孫七
 御押衆    次左衛門
        太左衛門
 御大工衆   彦惣
 御絵書衆   三郎右衛門
        三郎兵衛