目次
/
第四章 近世
/
第八節 交通と輸送
/
二 宿場の構成
/
3 旅籠・馬宿・茶屋
馬宿
918 ~ 918 / 667ページ
ビューア該当ページ
馬宿は「中馬宿」ともいわれ、主に荷物運搬を業とする駄賃稼ぎの人々を相手とする旅舎であり、牛馬と牛馬引きの人を同時に宿泊させた。宿には牛馬を係留する厩があり牛馬には飼料を与えた。宿泊は木賃程度で旅舎としては粗末な部位に属した。宿の位置は荷物の積み降ろしの関係から通常は宿場のはずれが多かった。