(1)東原の第一分水 ※那須塩原市東原

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 第一分水は那須塩原市東原に分水口があって、漸進社(後に藤田農場ほか)・毛利(豊浦)農場・共墾社・鍋島農場・佐野農場等をうるおしていた。本線の末端は大田原市羽田(鍋島農場)であった。本線の長さは約14㎞。
 中央部で黒磯駅近くを通り、黒磯駅でも利用し(蒸気機関車時代に大量の水利用)、また黒磯市街地の雑用水道にも使われた。さらに昭和9年(1934)には県下で3番目にできた黒磯上水道の水源にも利用された。

改修前の第一分水口
改修前の第一分水口 ※右側が第一分水 〔昭和51〕
第一分水路線図
第一分水路線図 〔『那須野ヶ原の疏水を歩く』に加筆〕
現在の第一分水口
現在の第一分水口 〔平成30.4〕
第一分水口下流部の第一分水
第一分水口下流部の第一分水 〔平成5.5〕
第一分水口下流部の第一分水
第一分水口下流部の第一分水 〔平成8.5〕
 

右上写真下流部の第一分水
右上写真下流部の第一分水 〔平成17.5〕
 ※上流部側から
現在の第一分水口
東原の段丘を下る第一分水 〔平成5.6〕
 ※那須疏水の中で最も急流で、明治19年(1886)の「那須原疏水線建築図綴」では、「瀑布」と記している。
 

東原を流れる第一分水
東原を流れる第一分水 〔平成8.5〕
第一分水口下流部の第一分水
改修前の第一分水(東原)〔昭和50.4〕
 

改修前の第一分水
改修前の第一分水(東原) 〔昭和50.4〕
改修前の第一分水
改修前の第一分水(東原) 〔昭和50.12〕
改修工事中の第一分水
改修工事中の第一分水(東原)〔昭和52.2〕
 

改修後の第一分水
改修後の第一分水(東原) ※高速道路下流部 〔昭和50.4〕
フタがかけられ歩道となった第一分水
フタがかけられ歩道となった第一分水(東原)〔平成6.10〕