亥のこの牡丹餅

43 ~ 43 / 55ページ
 十一月の亥の日は、きのえね様のお祭りです。この日は、どこの農家でも牡丹餅を作って一升桝に入れ、きのえね大黒様に供えるのです。又、大根畑に供えた牡丹餅は、若い衆が面白がって、それを探しに行ったそうです。亥の日が三回ある年は、牡丹餅も三回食べられるので、子供達は喜ぶのです。

(長兄の話より)