第四章 江戸近郊農村としての田無村

第一節 雑穀・粉商売をめぐる江戸問屋仲間との争論
雑穀・粉類の江戸向け販売
天保五・六年の争論
安政三年の争論
粉類直売をめぐる水車稼人たちの嘆願
水車稼人仲間の結成
第二節 豪農下田家の江戸進出
下田家の江戸進出
京橋雑穀店
柏木淀橋町店
日本橋本町薬種店
南伝馬町蕎麦屋
第三節 下肥取引と値下げ運動
市中下肥の利用
寛政期の値下げ運動
天保期の運動と下田半兵衛
慶応期の議定
第四節 旗本の抱屋敷
田無村の武家抱屋敷
武家抱屋敷の成立背景
幕府の抱屋敷規制政策
抱屋敷規制政策の緩和
武家抱屋敷の機能
武家抱屋敷と村落の関係
旗本桜井家の系譜
旗本桜井家の抱屋敷
桜井家抱屋敷の売買
抱屋敷譲渡後の土地利用状況
幕府による抱屋敷の再調査
ひとこま 田無村在住の八王子千人同心
第五節 豪農下田家と武家屋敷への出入り関係
武家屋敷と出入り百姓
一橋家出入りと下掃除御用
一橋家出入りと松飾り御用
松飾りの省略
御用出入りの恩恵
手当増の嘆願
依田家出入りと廐掃除
尾張藩邸への出入りと糠取引
尾張糠直取引の嘆願
直仕入れの開始
糠取引の拡大