第一章 明治の新政

第一節 品川県の成立と保谷
1 品川県の成立
カニの甲羅とハサミ
王政復古と新政府
品川県の成立
2 品川県の施政
府県施政順序
品川県の布達触書
用水開発の〝善行〟
3 番組制度と保谷三か村
品川県の番組制度
組合村の歴史
保谷三か村のちがい
第二節 門訴事件
1 社倉政策と新田一三か村
門訴事件とは
新田一三か村の歎願書
県側の裏切り
2 門訴の決行
第一次の門訴行動
一月十日の門訴
県庁門前の修羅場
3 事件の事後処理
相次ぐ逮捕者
告諭の高札
判決申し渡し
事件の前史?
弾正台の県官取り調べ
佐賀の三平
4 社倉政策のその後
門訴行動の成果
社倉積立金の返還
第三節 入間県から熊谷県へ
1 廃藩置県と入間県の成立
廃藩置県
品川県の廃止
入間県への編入
熊谷県への吸収
2 戸籍法と大区小区制
戸籍法の制定
大区小区制
大区小区制と保谷
3 地方民会の試み
地方民会とは
入間県の協議場
熊谷県の〝進歩的〟意見
4 熊谷県の施政
公文書の印刷
積極的行政指導
第四節 地租改正と村の財政
1 維新以降の土地制度
土地私有権の法認
壬申地券の交付
2 地租改正の実施
地租改正法の制定
地位等級の決定
保谷と地租改正
3 上保谷新田の地引絵図
地番と面積
大小地主の差
門訴事件の一背景
4 民費と村の財政
維新直後の税制
民費の用語
当時の町村財政
5 下保谷村戸長の記録
下保谷村の議定書
下保谷村戸長の記録
内済約定書
戸長蓮見秀俊
教養派の戸長