第二章 明治後半期--「小学校令」下--の教育

第一節 保谷尋常小学校と芳谷尋常小学校
1 教育概況
両校の独立
補修科設置
生徒数の変遷
学級編制
2 教育財政
授業料の等級性
教育費の変遷
第二節 保谷尋常高等小学校と芳谷尋常小学校
1 保谷尋常高等小学校
過密化現象
高等科併置
校舎新築と民費負担
2 保谷・芳谷両校の教育概況
「埼玉県知事演説書」に見る保谷の教育
生徒数の変遷
芳谷校の就学率の低さ
教科書
学校医
芳谷校生徒の回想
3 学校儀式
「埼玉県内標準学年暦」
学校儀式
4 教育財政
国・県からの教育費補助
教育費の変遷
明治四十三年度教育費細目
第三節 日露戦争と保谷村教育界
1 教育費削減と小学校
文部省訓令第二・三号
国=文部省の教育費削減策
県・郡の教育費削減策
保谷村の対応
「教員ノ淘汰」
教員の召集
生徒の微減
2 戦時思想教育と小学校教育
「不良ノ影響」
軍国教育の浸透
時局問題教育
戦役紀念学林
学校生徒貯金の奨励
3 北足立郡学事会と教育幻燈講話
北足立郡学事会
通俗講話としての「教育幻燈」
保谷村での幻燈会
4 青年教育
日露戦争前後の実業補習教育
青年補習教育
無学壮丁講習
第四節 保谷・芳谷両校の教育内容
1 教育方針の共同と独自路線
「教授管理訓練ニ関スル事項」
成績優等と成績評定
「保谷同窓会」
校規にみる独自性
教員心得
2 蓮見彦三郎と加藤彦太郎の教育哲学
蓮見の唱える自治・自発的態度
教育哲学の根源
教え子の伝える加藤の教育哲学
「教員村」
生徒の言う両人の比較
『保谷村郷土地誌』の刊行