26.明治7年8月24日

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廿日出御書状廿三日着、有難/\拝見
申上候、 君ます/\御機嫌よく
入せられ候御事、有難/\存上奉り候、
左様御座候へ、此度御間違なく
御帰り被遊候趣、廿日御達し被為
有候由、早々仰戴候との御事、
/\有難/\/\/\、大々々安心
いたしまいらせ候、御着御日合御治定
相成り候ヽ仰戴候由、夫まて
是迄の通り上書ニ而出し候て
御宜由、何角/\御細やか様
仰戴、ま事/\有難/\/\、丁度
重三様御出、御酒上居候所へ御便り
着、丁度宜、重三様御出ニ而、私もま事
歓、御残しの御馳走不残折詰
いたし、もたせ上候御事御座候、
昨日直御受さし上たくの所、
御法事ニ而替り/\人様御出、手
引不申ゆへ、今日さし上候、何も
御帰り御待申上候、万々年/\/\/\
           めてたくかしく
 
別紙申上候、御法事も御滞
なふ済せられ、今朝八時参り、
只今帰り候間、御滞なふ済候
たん申上候、ま事御りつば成
御法事、御膳場見上るやう成
長サ御座候、さそ/\/\御歓御出と
存上まいらせ候、旦那様御出張中ゆへ
御参詣被遊す候趣、よく/\申上
参り候御事御座候、私足の
付、段々御細やか様仰戴、
/\恐入/\/\、有難/\、ま事
宜相成り候間、あるき候て参り
候へ共、何の障りもなく有難/\/\
御礼申上候、いろ/\申上候事
御座候へ共、御程なく御帰りと伺候
まま、御帰りのうへ御咄し申上候御事
御座候、ま事/\こだ(ママ)/\致し居
候間、今日御法事済のたんのみ
申上候、
 此程
  御手向御廻し相成り、慥
  御受取申上、有難御一所御手向
  いたし候御事御座候、
御帰宅御日合御知れ遊候ヽ、早々
仰戴たく候、ま事御経長々、九時前より
十時五十分位迄かゝり候、十二時頃
帰り、直に出し候、
  八月廿四日発ス
 
旦那様へ 申上     津け
     人々御中