廿七日出今廿九日着、直ニ御請申上候、
益御機嫌よくとの御事、有難/\
存上奉り候、扨来月さし入ニ
御帰宅相成り候由仰戴、ま事ニ/\
有難/\/\/\御めてたく御待申上候、
御荷物才領付ニ而御先へ御廻しのよし、
宇都宮御出立、翌日御着のよし
何も/\かしこまり/\御待申上候、
一鶴田氏御申候由、御門之儀は
何も/\更ニ/\替り候義ニ無之、
是迄の通りゆへ、毎方ニ而も
御差支更ニ御座なく候間、此たん
いそき申上候、小児着類の御事も
かしこまり/\まいらせ候、私痛所義
につき段々御懇さまに仰いたゝき、
何共/\恐入/\/\まいらせ候、足の
いたみも全く血のせいと申事、
昨日また/\月役ニ成り、其せいと
見へ、今日ハ足のいたみま事ニ/\
よろしく、ま事ニ血と申物ハ
こわき物と存まいらせ候、もはや
どこもかも常の通りニ相成り、
腹なぞハま事ニしつかり致まいらせ候、
何ヲ申も食が出産翌日より今日迄
とんと替りなくおいしくゆへ、
何寄/\有難/\、夫ゆへさしたる
事ハなくと存居まいらせ候、何も/\
外の事ハ近々御帰りゆへ、其うへ
つもる御咄し申上候御事ニ御座候、
くれ/\も御門の義ハ更ニ/\
御差つかへ御座なく候、私も常の
通りニ相成り候間、御あんしん/\
願上まいらせ候、何も/\いそき早々
めてたくかしく
なを/\廿七日出廿九日十時着
十一日(時か)ニ御請差出し候、万々年/\/\/\
めてたくかしく
八月廿九日十一時出ス
いそき御請
旦那様へ 申上 つけ
人々御中
旦那様へ 申上 つけ
人々御中