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一月三日出、同六日出、同八日出着、有難/\
拝見申上候、 君ます/\御機嫌克
御勤戴候御事、いか計/\御めてたく
有難かりまいらせ候、扨相かわらす
御発句戴有難/\、とふそ戴たく
ゆへ、重便
ニ願可申と存居候所へ
戴、ま事
ニ/\嬉しく/\/\、実
ニ御発句
の通り
ニ御座候、なを直事ま事
ニ/\
大丈ふ/\/\、口中もいし(医師)
ニかけ、其外
いろ/\の薬
ニ而、もはや宜く、御安心/\
願候、東京
ハ風はやり、私一両日あたゝまり、
今日
ハおきて居候、当年の産
ニ而 なを/\丈ふ
ニ相成りまいらせ候、昨
年のこたわり不残出てしまい、
からだぐわゐ大
ニ宜相成、有難かりまいらせ候、
一扨金子の事仰戴、東京
ハ 九日夜中より雪ふり出し、十、十一日と
二日ふりつゝき一尺余もつもり、大難義/\、
ゆふ便着、直
ニさとうへさよ遣し
候へ
ハ、賢次郎も風
ニ而ふせり居候
よしの所、御手紙拝見いたし、
外の事と違ひ、此位の人だす
けを被成候へ
ハ、柳沢さん
ニ御さい難の
あるきづかひなく、柳沢さん
ニも
御道中の御事、一日も早くと申、
直
ニ参りくれ、二本橋へ行と
申候間、雪ひどくゆへ車代遣し、
直
ニ参りもらひ、賢次郎申候
ニハ 私もたすけて戴て有(難欠か)と申、
直
ニ参りくれまいらせ候、
一直事十日か宮参り
ニ付、永田
はしめ赤飯くはり、屋敷中
もらい物のきりも済せ、直事
気物
ハあくりの絹ちゝみのきせ、
賢次郎、嶋崎家内、源三郎、さよ
にてつれ参ると申、はつみ居
候所、大雪ゆへ延、十五日と申約束
ニ 御座候、直事気類(着類)余りかまい
不申
ニ置、此節大小へん沢山
ニ 成こまり候間、もゝ色もめん
ニ而 一ッこしらへ可申と存居候、よい
の
ハ一ッもこしらへ不申、御帰り
のうへと存居候、直事もはや
少々充わらいかけ、よく/\ふとり、
いろ白
ニ而、顔の様子
ハ人々
御父様
ニ其まゝと申まいらせ候、
何も/\雪
ニ而寒く/\、なき
候間、早々申上候、万々年
めてたくかしく
なを/\めてたくかしく
旦那様へ申上 人々 つけ
仰の通り六十円賢次郎へ
遣し候事
ニ候