40.明治9年1月14日

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きひしき御寒/\、
君ます/\御機嫌よく御めてたさ/\
扨昨日出し候金子廻し方之義、
いさゐ上書認方迄仰戴、賢次郎へも
大阪と仰越させられ候、二本橋より
帰り、私廻し手形見せ候間、よく/\
見候所、神戸と御座候間、右
候へ、実/\恐入/\ま事/\
存違ひ致し、もはや二本はじ
より申参り候事ゆへ、恐入候
より外致方なくと申出し候
ニ而、さそ/\御不都合と私も
気がもめ/\候へ共、小そう
なき居、一筆も申上すま事/\
恐入/\候、賢次郎も何と
申不長法哉と恐入候、とふソ
御都合遊、神戸へ御出御受取
被下候様、此たんひとへ/\
願上候、何も/\いそき/\
        めてたくかしく
    なを/\めてたくかしく
  旦那様へ申上 人々   つけ
   一月十四日