目次
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第一部 郷土のあゆみ
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第二章 中世
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第三節 中世山辺郡の村々
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三 山辺南郡の村々と領主
堀代郷
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応永二十六年(一四一九)十二月の鎌倉公方足利持氏の御教書に、「同国土気郡堀代郷駒込・赤荻両村」とあって、両村の地頭職は永仁(一二九三~九八)以降の官符などによって円覚寺が領有していることを、改めて鎌倉公方が認めている。この土気郡とは山辺南郡の「別名」と思われ、「郷内の駒込村は南白亀川支流小中川の上流域に位置する当町駒込付近」と推定される。一方、赤荻村は駒込字赤荻から経田字赤荻前にかけての郷村であったものと推測される。