大椎郷

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 「室町時代から見える郷名で、村田川上流域、両総の分水嶺土気丘陵とその谷間に位置する千葉市大椎町の一帯」と推定される。応永三十三年(一四二六)の『大慈恩寺文書』によると、上総の寺領として「大椎郷内」が記され、千葉一族である大須賀胤氏によって寄進されたものである。郷内には上総氏以来の大椎城跡がある。