目次
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第一部 郷土のあゆみ
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第二章 中世
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第七節 大絹白里町の城館址
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四 清名幸谷城
立地
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城址は北清名幸谷字城内前他の平地に存在する。標高は約八メートル、周囲の水田面よりせいぜい一メートル程の低い微高地上である。北、西側は旧沼地の広い水田地帯に面しているが、東側は狭い水田を隔てて畑、宅地として接している。この周囲の水田は、一~二キロメートルにわたって視界をさえぎるものがなく、耕地整理前には全くフケ田となっていたところである。おそらく当時は深い沼地が広く展開していたことであろう。
現状は大部分が宅地、山林であり、一部が神社や寺院となっている。
図9 清名幸谷城