目次
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第二部 郷土の生活と文化
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二 伝説・伝承
④ 思案橋
1228 ~ 1228 / 1367ページ
山辺村昔物語といういい伝えによると、当町南玉に土気酒井氏の支配時代に刑場として用いられたところがあり、その手前に池があり橋がかかっていて、この橋を思案橋といったとのことである。容疑者をどう調べるか、罪人をどう罰するか、役人が思案のためにここに立ったということであるが、罪人もおそらくここで思案したとも言われている。今は個人の所有地となっているので、処刑場のこともあまり人の話題にのぼらなくなった。