日蓮坐像は、実物の法衣と袈裟を着装した裸形着装像で、本國寺にあります。ヒノキ材を用いた寄木造りで、玉眼と水晶の白毫がはめ込まれています。体内の銘文によると、天文15年(1546)4月に「板倉右衛門尉」の発願により「酒井小太郎」を大檀那として、多くの信者の協力で造立したものです。
地元では、古くから五穀豊穣の恵をもたらす像として、「雨乞祖師」と呼ばれ信仰を集めています。通常は公開されていません。
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平成16年(2004)3月30日指定
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