大網山田台遺跡群は、千葉県北部に広がる「下総台地」と千葉県南部に広がる「房総丘陵」の接点付近に展開します。
遺跡群の周辺の地形は、東金市西部から大網白里市北部は平坦な台地といくつもの谷が複雑に入り、低平地を利用した「水田」が開かれています。遺跡群の東には、九十九里平野から太平洋まで一望することができ、古代の人々の生活のみならず、現在の私たちの生活にも大きな影響を与えています。
大網山田台遺跡群は、現在の「季美の森」地域の開発に先立って、昭和57年~平成5年に発掘調査が行われました。遺跡群は12の遺跡からなり、遺跡群の北西に位置する遺跡をNo.1地点として順次番号を付け、遺跡群の東の遺跡をNo.12地点としました。
発掘作業の風景