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解題・説明
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大牟田市は昭和4（1929）年に三川町を合併したため､本図は同町を含めた範囲で描かれています。大正期の地図と比べると小浜町・新開町以西の埋め立てと、九州鉄道以東の長溝川の埋め立てが進んでいる様子が見てとれ、さらに片平山や坊主山も造成され、それぞれ白金町・昭和町の新町名が付けられています。片平山の東側には前年の昭和天皇即位を記念して造られたばかりの「（御大典）記念グラウンド」も描かれています。また九州鉄道と三池炭鉱専用鉄道に加え､昭和2（1927）年に旭町～四山間に開業した大牟田電気軌道(市内電車)の路線も描かれ、市民の足として利用されていました(昭和27年廃止）。本図には公共施設や炭鉱関連施設・企業などの他に多数の学校名も記されています。裏面は｢大牟田市勢便覧｣と題し、19項目に及ぶ昭和6年度の各種統計が掲載されています。
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