(一)、海底時代

17 ~ 17
 地質時代の古生代、中生代には現在の日本の大部は海面下にあり、その後に起った世界的造山運動に伴ない、日本列島の形成が始まると次第に陸地化が進み、新生代始新生紀に起った大断層、いわゆる鬼怒川地溝帯形成の結果は再び海面下に没してしまったようである。
 この大断層により海水面下に没することを免れたのが八溝山地である。