(2) 第一次陸地化

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 前記のように陸地は徐々に沈下し海水面下化しつゝある一面、上方よりは陸地化作用が進みつゝあったが、ここで沈水活動休止期がき、陸地化作用は一層進められていった。二百五十メートル線より二百メートル線間の平地が著しい階段状を示していないのはこのためである。
 然し隆起の量も余り大でなかったと思われるのは、その平地面の解折が極めて少ない点より考えられるのである。