主祭神 火産霊神
境内神社 足尾神社、稲荷神社
祭礼 四月十四日(大祭)、九月二十四日(秋祭)
由緒沿革 当社は火の神、火産霊神を奉祀して町内火防の守護神として、古くから上下崇敬極めて篤く、古来その祭祀も盛況を極めたという。
建武年中(一三三四~一三三六)、初めて前室村に奉祠するという。文明年中(一四六九~一四八七)に再建され、ついで寛永十六年(一六三九)大久保山に遷座する(寺院各説の地蔵院の項参照)。ここに至って総町より火除の鎮守として、下町愛宕山の旧跡に遷座しようと、出願した(川上文書)。慶安三年(一六五〇)四月二十四日遷宮祭を執行した。