目次
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第十三編 神社と寺院
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第五章 寺院各説
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第一節 現存する寺院
刈切地蔵堂(若草)
1112 ~ 1112
不退寺の管理する堂宇、創建や開山は不明である。堂内阿弥陀如来石像(市文化財)の背面に、寛文九年(一六六九)十月十七日とある。なお、地蔵菩薩(立像)、不動明王(立像)の石仏が安置されおり、いずれも市文化財である。
この地蔵は、大田原城の四方固めの一つであ南地蔵で、この祭礼は旱魃のときに、川に浸し雨請を祈願するというもので、雨請いの地蔵といわれている。