目次
/
第十三編 神社と寺院
/
第五章 寺院各説
/
第一節 現存する寺院
馬頭観音堂(鴻巣)
1114 ~ 1114
小滝妙徳寺の管理する堂宇である。本尊馬頭観音は、練貫の福性院宗隆寺の本尊であるといわれ、秘仏とされている。仏像は、堂内須弥壇上に釘付けの厨子におさめ、安置されている。昭和四年(一九二九)小藤七郎の奉納の鐘銘によれば、鎌倉時代創建の宗隆寺本尊を、渡辺六郎が寄進したものという。また一説には、那須余一の愛馬鵜黒の駒の霊を弔うため建立したもので那須七騎の深く敬信した。といわれている。