目次
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第十三編 神社と寺院
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第五章 寺院各説
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第一節 現存する寺院
実相院(佐久山)
1117 ~ 1117
月江山実相院と称し、白河松林寺の末寺で、曹洞宗通幻派に属する。福原十二代民部大輔資衡の女(資孝の叔母)、深く仏門に帰依して落飾、月江宗船尼と称し、尼寺実相庵を建立した。その後、永禄六年(一五六三)安芸守資孝、佐久山氏を滅ぼしてその領地を合併し、居城を福原より佐久山に移し、実相庵を実相院と改めた。開山は、松林寺第四世中叟守的和尚で、福原氏代々の菩提所とした。文化五年(一八〇八)佐久山宿大火の際類焼、現伽藍は、その後の建立である。