目次
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第十三編 神社と寺院
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第五章 寺院各説
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第二節 廃・統合された寺院
上性院(山の手二)
1123 ~ 1124
真言宗稲荷山上性院は、同所竜泉寺末である。延享二年(一七四五)提出の根生院文書「門末改帳」には、田中村(元町二)上性院と記されており、その後に画かれた、享和三年(一八〇三)の城下絵図によれば、北町(山の手二)上性院と記されている。恐らくこの間に移転したものと思われる。
津久井家文書「宿方明細書上帳」には、
一、高五石 但シ 田方ニ而四石中田原村高之内 畑方ニ而壱石当宿高之内 除地 一、本堂 四間ニ 六間 一、庫裏 二間半ニ 三間 一、虚空蔵堂 弐間ニ 四間 一、稲荷宮 小社 一、天神宮 小社 一、宝篋印塔 壱 とある。