威徳院(薄葉)

1130 ~ 1131
現薄葉薬師堂は、威徳院の塔頭の一つといわれている。享保七壬寅年(一七二二)九月奉納の梵鐘の銘刻には、
敬白奉係半鐘一口事願諸賢聖同入瑠璃光如来堂願諸四衆倶時離若〓鐘者聖衆降〓梯橙善根繋発方便也因茲往昔大王権鐘者求妙法千頭大魚告功免剱苦爰依多年願〓求得一口半鐘是併為天下安全大檀那資培公御子孫繁栄院内安全興隆仏法当村豊鐃滅罪生善利益衆生也〓三乗重障随響消滅自他取求応聞同成而也

  領主 下野国那須郡上薄葉村
     薬王院現住僧宥誉
     筆者威徳院現住法印行深
     鋳師      九兵衛
  享保七壬寅天九月吉祥日 敬白              とある。