合併当時の議会

277 ~ 279
合併当時の議会は、「合併促進法」の特例規定の適用により、各町村の議員はそのまま市議会の議員として、合併の日より一か年間在職することになったので、その数は旧大田原町二五名、旧金田村二五名、旧親園村が二一名、そして昭和二十九年十二月三十一日合併した旧野崎村の議員一五名を加えると、その総数は八六名の多数に達したのである。その後、同三十年四月一日編入の加治屋地区、同年十一月五日合併の佐久山町の議員は、合併と同時に議員の職を失ったので増員はなかった。
 合併後最初の臨時会は同二十九年十二月十三日大田原市役所(旧大田原町役場)に招集され、左記のとおり正副議長を選出、また常任委員会の設置を決定した。
  議長 小田部秀雄  副議長 小針太治
 委員会
総務委員会 税務委員会 商工委員会 農務委員会 土木委員会 厚生委員会 文教委員会 消防委員会

 また議会運営のため議会運営委員会をも設けた。
 なお、合併当時の市議会議員は次のとおりである(便宜上地区別に記載)。
 
  福田美男  安田武   星野顕治  常松金一  木下太吉  石原太兵衛 人見総一郎
  大久保敏夫 桑原喜平  加藤金松  永山貫四郎 守山友次  藤田好文  山本三郎
  山下栄次郎 田中平吉  萩原高一  堀内正芳  佐藤栄次郎 猪瀬七郎  桜岡茂
  桜岡清   小川司夫  羽柴重知  中山章甚             (以上大田原地区)
 
  小田部秀雄 松本良知  磯金一   岡田万吉  藤田政紀  新江丈夫  松本競
  松本長   君島七郎  福田三五郎 白井一郎  小泉銀斉  相馬又一  熊田晃二
  林田義雄  熊田欣一  小松新市  伊藤武   五江渕信恵 郡司喜造  菊地長
  小山田栄一 石川茂平  高久喜義  平山一郎           (以上金田地区)
 
  小針太治  菅谷邦平  大金徳夫  渡邊正義  大島誠   植木孝平  伊藤憲
  国井三郎  磯信十郎  小沼伝   鈴木馬吉  大久保広  高柳光広  江面平助
  平野謙吉  星章子郎  和久豊   増渕庄吾  田村新一  手塚信次  手塚勝栄
                                    (以上親園地区)
 
  長嶋烈夫  蛭田庸三郎 伊藤正親  藤田才三郎 長島長男  菊地春芳  薄井甲子良
  小野崎要  青木信喜  森島林   蛭田文平  山本安正  藤田一郎  若目田寿雄
  服部一郎                              (以上野崎地区)
(「大田原市議会提要」第一期議員名簿)


大田原市議会風景
(昭和30年)


市議会議員選挙投票所風景
(昭和30年11月 於那須庁舎)