市はこの答申をうけて、市制二〇周年記念式典において発表公布することを目標に、調査・研究をすすめることを決定し、議会代表・自治会代表・産業経済団体代表・教育文化関係代表および青少年育成団体代表等に、学識経験者を加えて市民憲章制定委員五〇名を委嘱し、同年七月二十五日、第一回市民憲章制定委員会が開催され、委員長に市議会議長を選出、また専門部会として市民憲章起草部会、市の木、市の花等選定部会を設け、制定目標を十一月一日の式典当日発表と定めたのである。
以来、市民憲章起草部会を開くこと四回、市の木、市の花等選定部会二回、この間広報紙等をもって広く市民から市民憲章のことば、市の木、市の花等の募集を行ったのである。
これらの経過を経て、同年十月一日開催された第二回市民憲章制定委員会において、部会の報告をもとに市民憲章をはじめ、市の木「イチョウ」、市の花「キク」、市の魚「ミヤコタナゴ」を決定し、委員長はその旨市長に答申したのである。
市長はこの答申をうけて同年十月九日、市の木、市の花、市の魚については議員協議会において了承を得、市民憲章については同日の市議会臨時会において原案どおり可決決定をみたものである。
同議会において市は、市民憲章の趣旨及び内容について次のようにのべている。
市民憲章は市民の誓いとして、市民の総意に基づき制定され、市民が誇りをもって、積極的に理想の町づくりをめざして実践するところに初めて意義があるものであり、したがって市民憲章は、広く市民の意見を聞き、市民のための憲章とすることであります。
ついで市民憲章の内容について申し上げます。
第一項目は、本市の恵まれた自然を保全するとともに、これを愛護し、身のまわりの生活環境を整備して、より美しく、清潔な町をつくろうとするものであります。
第二項目は、大田原を文化の高い教養のあふれる町にするために、先人ののこした歴史とすぐれた伝統を今に生かし、よい風俗習慣を身につけようとするものであります。
第三項目は、大田原をより豊かな町にするために、心身をきたえて健全な心と健康なからだをもって、勤労を尊び、それぞれの職場、仕事につとめていこうとするものであります。
第四項目は、青少年の健全な育成をはかり、敬老の心をもって年寄りを大切にし、大田原をより明るく、人間味あふれるまちにしようとするものであります。
第五項目は、お互いに法を守り、道徳を尊重し、人に迷惑をかけないよう、自からを律し、そして町づくりの基をなす円満な家庭をきずき、大田原を平和なより住みよいまちにしようとするものであります。
ついで市民憲章の内容について申し上げます。
第一項目は、本市の恵まれた自然を保全するとともに、これを愛護し、身のまわりの生活環境を整備して、より美しく、清潔な町をつくろうとするものであります。
第二項目は、大田原を文化の高い教養のあふれる町にするために、先人ののこした歴史とすぐれた伝統を今に生かし、よい風俗習慣を身につけようとするものであります。
第三項目は、大田原をより豊かな町にするために、心身をきたえて健全な心と健康なからだをもって、勤労を尊び、それぞれの職場、仕事につとめていこうとするものであります。
第四項目は、青少年の健全な育成をはかり、敬老の心をもって年寄りを大切にし、大田原をより明るく、人間味あふれるまちにしようとするものであります。
第五項目は、お互いに法を守り、道徳を尊重し、人に迷惑をかけないよう、自からを律し、そして町づくりの基をなす円満な家庭をきずき、大田原を平和なより住みよいまちにしようとするものであります。
(「昭和四九年一〇月九日第四回大田原市議会臨時会会議録」市民憲章提案理由の説明)