目次
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第二編 産業・経済
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第一章 農業
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第三節 開拓
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二 近代の開拓
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(4)その他の農場
佐野農場
381 ~ 381
明治十四年(一八八一)五月、佐野常民(旧佐賀藩士で後に伯爵)は、家扶中村之保を名義人として、東原の一三一町歩(一三一ヘクタール)の拝借を受けたのである。数年後、佐野自身も自分の名義で拝借を受け、また明治末期を中心として隣接地を買収し、大正末期以降は二八九町歩(二八九ヘクタール)を超える規模が経営されていた。
第二次大戦後の農地改革で一〇町歩(一〇ヘクタール)を残し、すべて入植者に解放されたのである。