那須商工会議所
設立当時の組織は左のとおりであり、八五〇名が会員として加入していたのである。
部会
(1)商業部会 第一 食品
第二 その他
(2)工業部会
(3)交通部会
(4)金融部会
(5)税務部会
(6)観光部会
のちに、その中に中小企業相談所が設置されている。商業部会に特に食品部会を設けたところに、この商工会議所と地域の特性が見られよう。
当時の定款によると「商工会議所は、商工業者の利益を保護増進し、総合的に産業の健全な進歩、発達を図り、以て我国経済の発展と民主化に寄与する。」こととし、その仕事の内容として、
(1)税務問題の研究指導
(2)金融問題の打開
(3)法規の指導
(4)中小企業相談
(5)官庁との連絡
(6)労働問題の研究・指導
(7)商品の販路
(8)商工品の宣伝啓発(商工祭・展示会)
(9)観光事業
などを定めている。
その後、同会議所は、大田原商工会議所と組織替えをしたり、事務所を現在地の城山一丁目に新築移転などをしながら、順調に発展し、市内の商工業者の指導の中心となっているのである。