旅館・料理店

703 ~ 704
なお、この年発行の「大田原小誌」(橋本一郎著)「旅館・料理店・芸妓家」の項に次のような屋号が掲げられているので付記しておく。
     旅館
  上州屋・奈良屋・中川屋・甲州屋
     料理店
  一流より三、四流まで数十軒
岩磯・岩井屋本店・矢揚亭・万龍・いろは・荒喜屋・片岡屋・二葉・福泉・松の家・大輝・浦嶋・新丸井・千歳・富士、芸妓家・丸家・吉中村・桝川家・福萩・初万・辰巳家・小松屋・つた家・沢増・桝島家・京家・梅廼家・三桝家・玉福萩・梅川家・春吉中・政都・松福萩・沢操・丸鈴本・みよし家・新吉中

     貸座敷
  新岩井楼・巴楼・武蔵楼・新井丸楼
 一方「大高七十年誌」によれば、前述の発火演習は大正十四年(一九二五)度から、青少年訓練の一部が学校教練として先ず中等学校以上に行われることになり、同校では従来毎年一回の演習が、この年から何回も繰り広げられることになったのである。そして、それまで周辺各地区それぞれの舞台で行われたのであったが、同十五年二月には、「歩兵第五十九連隊と対抗演習、金丸原方面」の記載があるように、金田村陸軍廠舎付近で展開されることが多くなってゆくのである。