東北自動車道は、正しくは東北縦貫自動車道という。国土幹線自動車道路網七八、〇〇〇キロメートルを形成する高速自動車国道の一つで、路線は川口市から浦和市・宇都宮市・福島市・仙台市を経て青森市に至る総延長六七〇キロメートルに及ぶ日本最長の高速道路である。そのうち県内は一一五・二キロメートルの距離を走行している。
日本道路公団が、昭和四十一年に建設に着工し、岩槻―宇都宮間は同四十七年に、宇都宮―矢板間は翌年、矢板―白河間は同四十九年十二月二十日に営業を開始したのである。
県内には、佐野・栃木・鹿沼・宇都宮・矢板・西那須野・那須の各インターチェンジが設置されており、本市域の関係は主に矢板・西那須野・那須インター等を多く利用する地理的位置にある。
当自動車道は、首都圏と東北地方を結ぶ広域新幹線道路として、本県における骨格幹線道路として、本県の社会・経済・産業・交通のほか、県民生活全般にわたって主要な役割をもっている。
最寄りの西那須野インターチェンジにおける利用数は第8・9表のとおりである。
年 | 入 | 出 | 計 |
50 | 305,316 | 325,724 | 631,040 |
51 | 331,347 | 351,424 | 682,771 |
52 | 363,010 | 377,383 | 740,393 |
53 | 408,136 | 427,723 | 835,859 |
54 | 413,797 | 431,986 | 845,783 |
55 | 407,603 | 434,188 | 841,791 |
| 55年度 |
4月 | 60,500 |
5 | 76,500 |
6 | 60,500 |
7 | 70,500 |
8 | 105,000 |
9 | 72,500 |
10 | 82,000 |
11 | 79,000 |
12 | 64,000 |
1 | 56,500 |
2 | 49,000 |
3 | 65,500 |
計 | 841,500 |