第三節 郵便

928 ~ 934
 明治八年(一八七五)から同十一年(一八七八)までの大田原郵便局の取り扱った信書及び税額は次のとおりである。
年度信書税額
円  銭
八年六、五一三一三七・五七 
九年九、四九六二〇三・〇七 
一〇年一三、七一六三四〇・二六四
一一年一七、六一一三八五・八七五
(雑・第八)

 明治二十一年(一八八八)大田原郵便局取扱状況は、次のとおりである。
 
   郵便局          一
   箱数           二
   切手売捌所        二
   郵便受取所        〇
   郵便物 集   六三、九二二
       配   七一、一六一
(「栃木県史 史料編・近現代七」)

自 明治二十年九月 至 同年十二月 約束郵便物個数量目取調
種類差立元区別大田原宿
戸長役場
勧業委員合計
個数量目
第一種個数十七個十七個
量目四十七匁四十七匁
第二種
第三種

  右之通候也
                             那須郡大田原宿外一ケ村
    明治二十年一月二十一日                       戸長 神田貞
   栃木県那須郡長 安藤小次郎殿
自 明治二十一年四月 至 同年六月 約束郵便物個数量目取調
種類差立元区別大田原宿
戸長役場
勧業委員合計
個数量目
第一種個数四拾九個四個五拾三個
量目百拾二匁八匁百二十匁
第二種
第三種

  右之通候也
                              那須郡大田原宿外一ケ村
    明治二十一年七月四日                       戸長 神田貞代理
                                     用係 斉藤利貫
   栃木県那須長 安藤小次郎殿
(大田原・第四九)

  昭和四年の大田原局、佐久山局の業務内容は、次のとおりである。
 
                大田原局     佐久山局
    普通郵便 受  一、一〇五、八二三  二一四、六二三
   普通郵便配    九五八、二六七  三二七、三八三
   小包  受      九、六七七    二、一九九
   〃   配     一八、一五四    四、〇〇〇
(「逓信六十年史」)

 昭和三十二年以降の大田原郵便局の業務内容は、第6~11表のとおりである。
第6表 通常郵便の取扱い状況
普通速達
引受配達引受配達
昭321,500,1521,869,73240,08552,092
331,597,7011,906,74443,45454,146
341,556,8771,901,50150,53459,716
351,632,1991,954,73457,56871,558
361,696,4762,046,65262,68778,245
 
371,893,5942,068,30367,29181,622
381,487,9101,656,30573,58893,823
391,418,3781,968,48581,544108,088
401,688,3161,985,39993,186122,860
411,239,8592,219,075106,732158,053
 
422,233,0382,484,378111,294105,631
431,472,3612,055,27070,99084,123
441,479,9112,418,80963,34675,772
451,923,0122,360,59669,83182,341
(「市勢要覧 おおたわら」昭和47年)

第7表 小包郵便の取扱い状況
普通特殊〈書留速達〉
引受配達引受配達
昭3212,48925,7093,3788,114
3312,23226,9023,6858,670
3412,50828,4163,5159,527
3513,66329,9433,77210,805
3613,99630,3134,27511,533
 
3714,30629,0303,56111,574
3816,02728,4013,75110,457
3917,79632,7153,93111,786
4021,17539,4604,32112,691
4123,94246,3285,4859,522
 
4222,03238,4644,1079,647
4325,81848,0574,0729,178
4431,65546,7534,5888,764
4534,36348,6875,1908,320
(「市勢要覧 おおたわら」昭和47年)

第8表 集配区画数
取集関係区別6度5度4度3度2度1度
市内通常取集(小包)1区1区
配達関係(取扱兼行を含む)区別平日区数月曜日要員数
3度2度1度3度2度1度
市内通常配達(単配)4区46人6人
市外通常小包配達6677
小包単独配達ケ1
1
ケ1
1
46106814
速達関係単独取集度数 度区画数 1区画
配達度数6度人員最大2人 最小1人
その他年末年始通常最大区域32区公達で定める班数0
総配達箇所数7,362ケ所要配達箇所数3,658ケ所
(「大田原郵便局業務概要」昭和51年)

第9表 郵便物処理 窓口売りさばき
(1日平均)
区別引受到着差立配達
通常普通4,9739,48414,4578,367(178)
6,090
普通速達88342430278152
書留103434537316(57)
221
小包普通53137190123(4)
67
普通速達1030402713
書留4141812(1)
6
書留速達15633
年末小包112318430237193
窓口うりさばき切手類1,090自動料金計器(証紙)156
(「大田原郵便局業務概要」昭和51年)

第10表 郵袋処理
区別継越開被締切作成郵袋準備数
大郵袋29袋有証40袋有証33袋31袋
無証94無証79
小郵袋692

最大便数最大便発着数1日の運送便数
区別平常年末到着差立
郵袋703111010
(「大田原郵便局業務概要」昭和51年)

第11表 年賀郵便物数
区別引受(12.15 1.10)到着(12.15 1.10)差立(12.15 1.10)配達(1.1 1.10)
取扱状況官製496
私製29
5251,159千通1,161千通523千通
売さばき状況種別配分枚数売さばき枚数完売月日
21円59千枚59千枚51 12 16
20円31031051 12 9
(「大田原郵便局業務概要」昭和51年)

 お年玉つき年賀ハガキは、昭和二十四年十二月一日に登場したが、これより先、同十二年十二月一日に年賀郵便使用切手が発売されている。