郷土振興の教育

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昭和に入ると郷土教育運動が起り、「郷土に即した教育」が各地でさかんになり、郷土の自然や生活・文化を教材とすることによって、学習活動を直観的・具体的に展開させるとともに郷土愛、ひいては祖国愛を育てることを目的とする教育が実践された。
 各町村の小学校においては、校内に調査・研究班を設けて、実地に調査を行い、地域の児童生徒を指導するためのあらゆる資料収集を行い、その結果が、郷土資料として編集されたのである。
 次の諸資料は、当市域内の当時各学校において苦労を重ねて編さんされたものである。
 大田原町郷土誌(明治四十四年)
 親園村郷土誌(明治四十四年極月)

親園郷土誌・明治44年(親園小学校所蔵)

 郷土の研究・薄葉小(昭和五年)
 金田村郷土誌(昭和六年)

金田村郷土誌・昭和6年(渡辺瓊城氏蔵)

 佐久山町郷土誌資料(昭和七年)

佐久山町郷土史・昭和7年(佐久山小学校所蔵)

 大田原町郷土教育資料(昭和八年)
 那須郡郷土史料誌―大田原中郷土研究会(昭和九年)