新しい小学校

1131 ~ 1132
昭和十六年四月、戦時体制下のもとに発足した国民学校は新しい教育制度の施行により次のように措置されることとなったのである(第1表)。
第1表 各学校の名称変更
旧名称(昭十六・四)新名称(昭二十二・四)
大田原町国民学校大田原町立大田原小学校
親園村親園国民学校親園村立親園小学校
 〃 宇田川国民学校 〃 宇田川小学校
野崎村野崎国民学校野崎村立薄葉小学校
野崎村石上国民学校野崎村立石上小学校
 〃 豊田国民学校 〃 豊田小学校
(昭和二十九・十一・三十一矢板町立豊田小学校となる)
金田村市野沢国民学校金田村立市野沢小学校
 〃 奥沢国民学校 〃 奥沢小学校
 〃 金丸国民学校 〃 金丸小学校
 〃 羽田国民学校 〃 羽田小学校
佐久山町佐久山国民学校佐久山町立佐久山小学校
 〃 福原国民学校 〃 福原小学校

 国民学校初等科は、同二十一年度限りで廃止し、翌二十二年度より「小学校」が編成され、高等科も同様にして「中学校」が編成された。特修科は廃止され、希望者は中学校三年に編入された。また中等学校は、同二十二年度には国民学校初等科修了程度を入学資格とする者の入学を停止することとなった。
 即ち、従来の国民学校初等科の学級編成・設備・位置・通学区域等をそのままにして、新しい小学校に名称が変更されたのである。