大田原市立西原小学校

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  昭和三十一年八月二十五日 開校認可(美原町三、四二四)
  〃 三十一年八月一日   鴇巣熊治校長以下八名発令
  〃 三十一年九月二五日  開校並竣工式挙行
  〃 三十一年十二月十三日 校章決定
「にしはら・創立20周年記念特集号」によれば開校当時の様子について次のように記している。
 
 西原小学校は、昭和三十一年九月二十五日開校されました。そのころは七学級、三七三名の児童と八人の教員でした。第一校舎裏は、軒下から雑木林で、校庭は身のたけほどもある竹林で雑草が生い茂り、休憩時間ともなると、子どもたちはへびやかえるを捕えてくる始末で、遊びの場にはほど遠いものでした。(中略)PTA会員の活動の第一歩が校庭整備からはじめられました。
 当時、ブルドーザなどは到底考えられませんでした。リヤカーやモッコによる人力作業でした。年の暮の十二日間と、翌年一月五日からの一週間の汗と泥の奉仕、ただただ頭の下がる思いです。
 校庭半分と西側の道路沿いの築堤ができました。二年度は環境作りとして、残りの校庭整備と校舎前、西側の植樹、それに加えて屋外教室(音楽と子ども会集会場)、植樹は記念献木で、PTAの役員と私が結社内一軒一軒訪ねて、ご家庭で愛育された四百本近いものが牛車・リヤカー・荷車で運ばれたものでした。おかげで裏の竹林と雑木林の姿が消えました。部落懇談会や総会には、活動の一端をおさめたフィルムを公開して話題としたものでした。
(初代校長鴇巣熊治)