キリスト教

1299 ~ 1300
明治六年(一八七三)キリスト禁教令の撤廃によって、多くの外国人宣教師が日本の各地で伝道活動を行うようになり、日本人宣教師の増加と共に各地に教会が設立されるようになった。
 本市では、明治十年代に日本メソジスト教会派の「佐久山美以教会」が佐久山に設立され、伝道活動をはじめたのが最初とされるが、この佐久山美以教会は栃木県におけるメソジスト系の教会の濫觴である。今日までに次のような教会が設立されて宣教活動を行っている。
教会所在地設立設立者
佐久山美以教会佐久山二二三三明治十七年(一八八四)村上勘二郎日本メソジスト教会派昭和十六年日本キリスト教団西那須野教会へ併合
日本クリスチャン大田原教会城山一丁目(上町)大正五年(一九一六)辻村勝太郎太平洋戦争中まで教会活動をつづける
カトリック大田原教会中央一丁目(荒町)昭和三十一年(一九五六)キリストフ・グルベス神父現在に至る
那須野ケ原福音キリスト教会山ノ手二丁目(寺町)昭和三十三年(一九五八)ラース・ファステン現在に至る