五 太刀 伝弘綱 一口

1353 ~ 1354
 弘綱は那須与一宗隆屋島の戦に扇の的を射た時佩用し、後戦勝報賽のため那須神社に奉納したものと伝えられる。
 形状  鎬造、庵棟、反り高く優美
 時代別 鎌倉時代
 刃長  八二・九センチメートル
 反り  三・五センチメートル
 中心  丸尻
 目釘  一個
 鍛   大板目肌流れ、乱れ映りあり
 刃紋  匂深き、小互の目
 鋩子  小鋩、両面焼詰め
 彫物  なし
 国別  備前国