一三 佐久山のケヤキ

1362 ~ 1362
樹高約二一・五メートル 目通周囲七・五三メートル 枝張り東西二二・八メートル 南北二三・〇メートル 推定樹齢約八〇〇年
 ほぼ南北に走る高さ二・五メートルほどの土堤の上にあり、西側は土がくずれて幹の中央まで達する穴になっている。太い根が四方に露出し、南側のそれはほとんどくさっている。
 幹は地上二・五メートルまでは根元にむかい太くなり、多数のコブを有する。地上八メートル付近までは枝がなく、それより上四方に枝を広げ半球形の形となる。東側と、南東側の直上する太い幹は枯死しているが、現在も樹勢旺盛で堂々とした姿である。町の人々は、このケヤキの葉の茂り方のいかんによって、その年の収穫の豊凶を占っている。

佐久山のケヤキ