一九 手水舟 一基

1365 ~ 1366
 那須神社会館前の水屋の手水舟は、野石を加工したものと思われ、横一五七センチメートル、縦九〇センチメートル、高さ七七センチメートルの大きさで、寛永十九年(一六四二)黒羽城主大関土佐守高増が、氏神である那須神社に所願成就処として奉納したもので、前面に次のような銘文が刻されている。
  奉造立 手水舟一所願成就処
  干時寛永十九年壬午五月吉祥辰日欽日
  施主 大関土佐守高増