目次
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第五編 教育・文化
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第八章 文化財
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第三節 指定文化財の概要
二〇 涅槃図 一幅
1366 ~ 1366
竜泉寺所蔵の涅槃図は、紙本着色縦二四四センチメートル、横一四六センチメートルで、唐絵像枯香写、享保辛亥年(一七三一)二月十五日と銘があり江戸時代中期の作である。
この図の特徴は色調よく描けており、菩薩等人物の表情悲しみを現わしているのみで、涙を流していないことと、釈尊の足の平に宝輪が描かれていないことであり、また菩薩等の人物の衣服が禅僧のものであるなど、特異なものである。竜泉寺は大田原藩大田原家累世の祈願寺である。